おはようございます。
先週は突然のお休み、大変失礼いたしました。
我が家にも新型コロナがやってきました…
ボクが会社から持ち帰ってしまったコロナは、長女&次女、そして妻へと感染。
2ヶ月前から計画していた家族旅行も中止。
隔離期間で家から出ることもできず…
散々な夏休みになってしまいました。
早く終息するといいですね(T_T)
さて…本日の記事は2022年度の『弁理士一次試験(短答式)の体験記』
今年は2度目の短答試験です。
「新たに気がついたこと」や「出題傾向」などなど、これから短答試験を受ける方へのお役立ち情報となれば幸いです。
ちなみに昨年の体験記はこちら↓
試験会場
今年(2022年)の一次試験は「5月22日(日)」に行われました。
7月に行われた去年と異なり、温度・湿度ともベストコンディション♪
東京の試験会場は、「立教大学 池袋キャンパス(東京都豊島区)」でした。
※一次試験は、東京、大阪、仙台、名古屋、福岡で開催
池袋の駅から徒歩で10〜15分程度。弁理士の受験生はちょっと…いや、かなり独特な雰囲気を纏っているので、会場までのルートに迷うことはありませんでした(笑)
個人的には去年よりも女性が多い印象でしたが、特許庁の統計をみると男性の比率が若干増えたようですね~
去年は『男性=76.6%、女性=23.4%』
今年は『男性=77.1%、女性=22.9%』
平均年齢は若干上がっているようです(去年が41.9歳、今年は42.0歳)。こちらは去年との違いを特に感じませんでした。
服装は去年と同じく、9割がた私服。
お手洗いのタイミング
弁理士試験で気になることといえばお手洗い
試験時間だけで『3時間30分』。しかも30分前に着席する必要があるので、実際のところ4時間、お手洗いのタイミングがありません。
- 12:00~ 着席&試験の説明
- 12:30~ 試験開始
- 16:00~ 試験終了
ボクの部屋では12:00になったタイミングで最後のお手洗いタイムがありました。
去年はお手洗いの号令あったかな…?
やはり、試験中に席を立つ人がチラホラ見られました。
電波時計の凄さ
試験会場には時計が設置されていないため、時計をもっていく必要があります。
今回気が付いたことは「電波時計」の凄さ(+_+)
ご存じかと思いますが、電波時計とは「標準電波を受信して誤差を自動修正する機能を持つ時計」のこと。つまり、超正確な時計です。
…とはいうものの、いくら正確な時計を持って行ったところで、試験官の時計も超正確でなければ意味がありません。
電波時計の正確性をあまりあてにしていないボクですが…なんと、試験官の開始の号令とボクの時計の秒針が完全に一致!
その時々の試験官によって状況は異なるかもしれませんが、試験時間が正確にわかるとギリギリまで時間を有効活用できるので、電波時計をもって行った方が少しだけ有利かもしれません。
ページをめくる音が気になる
今年は試験開始早々、ページをめくる音が気になってしまいました…
できるだけ高いスコアを得るためのテクニックなのかもしれませんが、
パラパラパラパラ、
パラパラパラパラ…
パラパラパラパラ、
パラパラパラパラ…
ず~~~と、ページをめくり続ける人がいます。
本当にやめてほしい( ;∀;)問題が全然頭に入ってこない…
…まあ、悪気があって音を出しているわけではないと思うので仕方がないか…(。-∀-)
100円ショップの耳栓ではなく、もっとしっかり音を遮断できるものがいいのかなぁ~と思ってしまいました。
試験の内容
全体的な感想
率直な感想。去年と比べて優しい問題が多いように感じました。
去年は新しい切り口から問うような頭を使う問題が多く感じましたが、今年は過去問で解いて来た問題をちょっとだけアレンジしたような、純粋な暗記力を試すような問題が多かったという印象です。
一言で表すと、「なんだよこの問題…」
ではなく
あ~~~…何だっけ~~~!
でした(^^;
科目別の感想
科目別だと、4法(特・実・意・商)が優しく、「条約」と「不競/著作」が難しく感じました。
今年の試験の特徴はボクのペース配分に表れています。
- 特実(20問):1時間10分
- 意匠(10問):35分
- 商標(10問):37分
- 条約(10問):31分
- 不著(10問):32分
目標タイムは「10問=30分」をイメージしています。
いつもなら、前半の「特・実」で時間をロスして、後半の「条約」と「不競/著作」で挽回しているところ、全体的にフラット
後半の挽回を無意識に期待していたのか、、、見直しの時間を「5分」しか確保できなかったことが、総合得点に影響してしまったのかもしれません…
試験結果は…
今年度の結果はこちら。
前回『37点』からの…………
28点
え~~~~!!!
なぜ???(°_°)
去年のスコアが37点。そこから1年間の努力を上乗せした結果「28点」って…
どうゆうこと!?
根本的な原因
いろいろ考えたボクなりの結論。
そもそも去年のスコアが惜しくなかった
…ということだと思います( ;∀;)
弁理士試験では、30点台で合格できない受験生が一番のボリュームゾーンといわれています。スコアで見ればあと一歩。しかし実際のところ、その他『92%の不合格者』から抜きんでていないのです。
そう
前回37点だから今年は合格できる!
この考えが甘かった(;_;)
まあ…偶然『短答式』を合格できても、その後の天王山『論文試験』をクリアできなければ意味がありません。
そして、2年経過で再び振出へ(。-∀-)
短答式の得点で一喜一憂することをやめて、本当の力を伸ばすことに意識を集中します。
自分のペースでのんびり楽しみながら、弁理士試験の勉強を続けていこう♪
今後の課題
今後補う必要のあるポイントは「特許/実用新案」と「条約」だと思っています。
特に「特許/実用新案」は自分でも簡単と感じているくらいなのに、8点しか取れていません。
答え合わせをしてみると各枝に対する正解率はそこそこあるものの、「いくつあるか問題」が多いため、得点に結びついていないことがわかりました。
記憶の精度をもっともっと高める必要があるようです。
「条約」については年々難易度が上昇傾向にあるように感じます。細部を問う問題が増えてきているため、より詳しく勉強していかないと高い得点を取れなくなってきました。ここも、重点的に勉強していく必要がありそうです。
「不競/著作」も4点でしたが、グレーゾーンを問うような難易度の高い問題が多い印象でした。
「あまり気にする必要はないのかなぁ〜」と感じています。
ちなみに自己採点だと
- 特実:7点
- 意匠:8点
- 商標:7点
- 条約:4点
- 著不:4点
『合計30点』
去年、実際の点数と自己採点が1点違い赤っ恥をかいたので、慎重にメモを取りました。おそらくマークミスだと思われます…
しっかりマークできているかどうか念入りに確認した方がよさそうです。
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