いじめ加害者(?)の経験

思い出

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本日は、「いじめをテーマにした記事」のパート②です。

 

以前の記事でもお話ししましたが、いじめは

「小さなものを含めれば誰もが直面する身近な問題」だと思っています。

 

 

本人はそう思っていなくても

時に「被害者」、時に「加害者」になってしまうことがあります。

 

今回は「加害者(?)としての経験」について振り返ります。

 

ボクの中学時代

高校デビュー、大学デビュー

 

ボクが大学時代の頃から「●●」デビューという言葉をよく聞くようになりました。

Webで検索してみると、こんな説明がなされています。

中学生の頃は、それほどクラスで目立たない存在だった人が、高校に入ってイメージチェンジを行い、垢抜けた格好や振る舞いをしたり、不良行為に手を染めたりすることなどを意味して用いられる語。

引用:高校デビューの意味・解説 | Weblio辞書

 

Ataru
Ataru

身に覚えが…

 

一度集団の中で立場を悪くしてしまうと、その立て直しは大変難しいです。

だからこそ、環境が変わるタイミングでマウントの取り合いが繰り広げられます。

 

裏を返せば、躍起になっている人ほど暗~い過去のある人(。-∀-)

 

小学時代に躓いてしまったボクは中学デビューだったのかもしれません。

 

孤立していたことを悟られないように

平然を装いながら…

内心ヒヤヒヤ(^-^;

 

「流行りのテレビ番組」、「流行りの音楽」、「流行りのファッション」…etc

必死で調べました。

 

そんな頃のお話です。

  

H君のトラブル

今回のお話で中心となるのは「H君」。

 

彼の将来の夢は警察官。

人一倍、正義感が強く

人一倍、優しい少年でした。

 

彼はどんなに小さなことでも、絶対にルール違反をしません

また、目の前で起きたルール違反を見過ごすこともしませんでした。

 

一見、みんなから好かれそうなこの性格

度が過ぎると集団の輪を乱すことになってしまいます。

 

例えば、H君と一緒に下校したとします。

● 通学路を外れて近道

● 帰り道の公園に寄る

● 全く車の通らない信号を無視

 

もちろん、彼はルール違反をしません。

 

そこまではいいのですが…

担任の先生に逐一報告してしまうのです。

  

彼の真っすぐな性格から

「天罰じゃ~|( ̄3 ̄)|」

 

なんて感情は全くなく

「ルール違反はダメだ〜(>_<)」

 

良かれと思った行動

 

みんなわかっていました。

 

始まり

入学当初は、机の近い5人と一緒に下校していました。

 

H君の真後ろの席だったボクも一緒。

しかし、彼のキャラクターからなんとなく想像できるかと思います…

 

(H君とは一緒に帰りたくない)

 

そんな空気が漂いだしました。

 

何かと理由をつけて、彼以外のクラスメイトだけで下校するようなります。

 

そして…

そんなある日

ボクらは職員室に呼ばれました

 

「クラスメイトからいじめを受けている」

H君からそんな相談があったそうです。

 

担任の先生は焦っていました(;゚Д゚)

 

「Hを仲間外れにするな!」

 

(いや…ルール違反を報告されるから…)

なんて言えるわけありません。

 

ボクら4人は「いじめの犯人」としてコテンパンに叱られました。

 

悪人たちが罰を受けて

一件落着。

 

 

 

 

 

 

 

 

…か?

 

本当にこれでよかったのでしょうか?

 

 

きっかけはちょっとしたボタンの掛け違い。

 

(H君はクセが強いけど、内心はいい奴)

みんなわかっていました。

 

おそらくこのトラブルがきっかけとなり

それぞれの感情が捻じれ

複雑に絡み合ってしまいました。

 

20年後の今、思うこと

大人になってからも

ふとしたきっかけで、このトラブルを思い出します。

 

Ataru
Ataru

何が間違っていて、何が正しかったのか?

 

センシティブな話題なので、積極的に口に出したくない話題です。

その一方、いじめの問題を考える上で解決策のヒントになるようにも感じています。

 

少しでも無意味なトラブルを減らすため、

自分なりの意見を書かせていただきます。

 

いじめのきっかけ

あくまでもケースバイケースかもしれませんが…

 

集団から孤立してしまうということは、

きっかけとなる原因はいじめられた側にある」

 

その可能性が高いと考えています(>_<)

決していじめられた側が悪いというわけではなく、集団から孤立してしまう要因があるという意味です。

 

H君の例だと、彼の信念は「社会通念上の理想的なもの」でした。

間違ったことなんて何一つ言っていません。

 

しかし、フツーの中学校にいると周りをモヤモヤさせてしまう

…つまり、無自覚にストレスを与え続けているというのが事実。

 

もちろん…全ての人から好かれるなんて絶対に無理ですよ…(^-^;

ボクだって周りの人をイライラさせてしまう場面がたくさんあると思います。

 

彼の場合はその傾向が強すぎました…

 

「自身のポリシーを尊重しながら、どうすれば周りと上手くやっていけるか?」

彼自身からクラスメイトの気持ちに寄り添う必要があったと思います。

 

苦手な人との距離感

大人になっても、「モヤモヤとした気持ち」にさせられる人なんてたくさんいます。

 

もちろん、ある程度の我慢も必要です。

しかし、イライラが蓄積した結果として「陰口」、「暴言」

最悪の場合「暴力」

といった感情的な行動にエスカーレートしてしまうのではないでしょうか?

 

だからこそ、

「モヤモヤとした気持ちにさせられる人」…

つまり「苦手な人」と一定の距離をあけるという行為は、有効的な対応策に思えます。

 

…いや苦手な人に限らないかもしれません。

お互いが気持ちよくコミュニケーションできる適切な距離感なんて、全ての友人関係で共通しています。

 

H君と一緒に帰ると「モヤモヤとした気持ち」にさせられてしまうから、一緒には帰らない。

 

この行動が一概に誤りだったとは思えないです…

 

一番の問題点

「仲よくしなさい」

これをいうのは簡単ですが、そもそも先生たち同士だって苦手な人から距離を置いているはずです。

 

自分ができないことをやれって…

やっぱりおかしいかと(^^;;

 

一方的に「いじめはするな!!」なんて叱りつけても意味がないです。

 

「何故一緒に帰りたくないのか」

原因を特定して、H君のバランスを整えてあげる。

クラスメイト同士ではフォローできないアドバイスをしてあげる。

 

これが正解ではないでしょうか?

 

中学の教師にそんな余裕がないということが一番の問題です。

 

まとめ

あくまでも個人的な見解です…

  • 集団から孤立してしまう「きっかけとなる原因」はいじめられた側にあるかもしれない
  • 苦手な人から距離を置くことが一概に誤りとは言えない
  • 教師はいじめられた側の原因を特定してフォローしてあげてほしい

 

「きっかけとなる原因」と書いていますが、「いじめられた側が悪い」という意味ではありません。

「現在所属している集団から孤立してしまう要素」という意味で捉えて頂ければと思います。

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