祖父母から聞いた戦後の時代

思い出

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本日のテーマは「戦後の時代」です。

 

平成元年生まれのボクは現在32歳。

平和な時代に生まれたボクは戦後の大変な時代を知りません。

 

戦争のニュースが飛び交っていることもあって、祖父母から聞いた話を思い返してみることにしました。

 

戦後の面影

小学校の授業で教わった「太平洋戦争」は、まるで昔話のように感じました。

 

その理由には様々な意見があるようですが、積極的に自国の領土を広げていった日本。

アメリカからコテンパンにやられて、東京が焼け野原に…

 

一説によると日本人の戦没者は310万人。その数は東日本大震災の約200倍です。

そんな時代があったなんて…想像できません。

・・・

 

ボクの生まれは平成元年(1989年)

昭和20年(1945年)の終戦から44年後

 

…ということは、

ボクが生まれた時点で考えれば、44歳以上の人が戦争の時代を経験していた!

そんなに大昔の話でもないのですね(°_°)

 

たしかに…

ボクが子供の頃は戦後の面影を感じる場面があった気がします。

 

「平和な時代に生まれてよかったね〜」

そんなフレーズも、いつの間にか耳にすることがなくなりました。

 

2022年を迎えた今年は終戦77年。

戦争の時代を経験した人は77歳以上になりました。

 

「戦争の時代を知る人が誰もいなくなる」

ボクたちはそんな時代の節目を迎えようとしています。

 

小学校の宿題

「自分のおじいちゃん・おばあちゃんから戦争の話を取材しましょう!」

小学校の授業でそんな宿題を出されたことがあります。

 

終戦を迎えた1945年、ボクの祖父母は0〜5歳の年代でした。

「火垂るの墓」で例えると節子ちゃんくらいの年頃です。

 

一体、どんな時代を乗り越えて来たのでしょうか?

 

父方の祖父母の話

父方の祖父母は古いお寺の敷地内に住んでいました。

いや、今も元気に住んでいます。

 

戦時中に家を失って田舎のお寺へ避難。

そして、そのまま住み続けている。

 

祖父母は自宅の庭で沢山の野菜を育てていました。

単なる趣味だと思っていましたが、食べ物に苦労した経験が影響しているらしい…

 

水がなくなると本当に困るから…」

そんなアドバイスもあって、実家の庭にも井戸を設置することになりました。

 

ボクの世代の感覚では、高いお金を払って井戸を設置しようなんて考える人は稀だと思います。

 

(戦争なんて起こるわけない)

心のどこかで、そんな声が湧きあがります。

 

母方の祖父母の話

祖父の話が印象的でした。

 

戦争から帰ってきた父親(ボクから見て曽祖父)がそのまま病死。

母親も後を追うようになくなってしまったそう。

 

ボクがTVゲームに夢中になっていた年頃

祖父はたった一人の姉と一緒に生き抜いた。

 

工場での勤務、コンクリートミキサーの運転手、タクシー運転手…

数々の職場を渡り歩いた話を教えてくれました。

 

そんな祖父も今年で77歳。

 

生まれながら何不自由なく生きているボクらのこと、どう思っているのだろう?

 

祖父はいつ見ても笑顔です。

 

意外な事実

ボクは26歳のとき第一子、28歳のとき第二子を授かりました。

子供達を連れて祖父母の家へ遊びに行くようになって、ちょっと意外な事実を知ります。

 

それは、父方の祖母も、母方の祖母も、全く同じ思い出話を教えてくれました。

「自分の子供を抱っこしたことがない」

ということ。

 

当時は夫婦共働きがあたり前の時代。

子供の世話は、母親ではなく祖父母の仕事だったらしい。

 

いつの間にか常識と思い込んでいた「子供の世話=母親の仕事」という固定概念は、ボクの親世代の常識だったのかも知れません。

 

夫婦共働きがあたり前の時代となった現代

常識の固定概念をアップデートする必要があります。

 

メッセージ

ちょうど今から1年ほど前、母方の祖母が亡くなりました。

流行りの新型コロナウイルスとは関係なく、家でご飯を食べていたらそのまま眠るように息を引き取ったそうです。

享年82歳

 

ボクの母は「両親から一度も叱られたことがない」とよく自慢していましたが、母が凄いというよりは祖母が特別でした。

ボクだって一度も怒られたことがないので。

 

「人は苦労の分だけ優しくなれる」

その言葉が真実なら、祖母の歩んだ道のりは想像を絶する地獄だった

ということになります。

 

 

戦後の復興を支えた一人の女性

祖母にメッセージを届けたいです。

 

後はまかせろ( ̄^ ̄)ゞ

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