正攻法でブラック企業脱却
このシリーズでは「ブラック企業という底なし沼」から、無理なくスマートに抜け出す方法について自分なりの考えを述べていきます。
今回はStep4
「ホワイトな業界」の探し方
いよいよ具体的な転職活動の内容に入ります。
まず最初にやるべきことは…業界の調査です‼︎
Step4から新フェーズ
前回のStep3では、
マインドコントロール回避術、ブラック企業の引き留めを振り切る方法について紹介しました。
ここまでのお話(Step1~3)は、転職活動を円滑に進めるための準備段階。
Step4から新しいフェーズ、具体的な転職活動の内容に入ります!
まず最初にやるべきことは「業界」調査。
個々の会社について調べる前に、「業界」について、入念に調べましょう。
ならぜなら…
ブラックの根本原因
そもそもブラック企業の根本的な原因は、
個々の会社ではなく業界自体に問題のあるケースが大半‼︎
例えば…
・ 飲食業、IT業界 = ブラック
・ メーカー、インフラ=ホワイト
といったイメージがありますよね。。
ホワイトな業界に入り込むことさえできれば、 万一入社した会社が大変な会社でも、 そこでキャリアを積んで転職すればいいのです。
自ずとホワイト企業への道が開けます!
ボクはそのパターンでブラック企業を脱却しました
反対に、ブラックな業界の中のホワイト企業に上手く転職できたとしても、その会社がなくなってしまったら、再びブラック企業への転職を余儀なくされてしまいます。
ブラックな業界の中でホワイト企業を探すのは大変…
業界の選びのポイント
それでは、
「どのようにホワイトな業界を探すのか?」
ボクなりのポイントを紹介します。
安易なホワイト情報✖️
ポイント一つ目。
安易なホワイト情報に飛びつかないこと。
安易なホワイト情報とは、
「●●業界はホワイトらしいよ~」
といった噂話
「転職すべきホワイト業界は●●、●●」
といったインターネットの情報
…etc
なぜなら、みんなが知っている “the ホワイト業界” は競争率が高いです。
新卒ならまだしも、ブラック企業からの一発逆転なんて上手くいくでしょうか?
そして、、、
苦労に苦労を重ねてその業界に入り込んだとしても、5年後、10年後もホワイト業界のままとは限りません。
わかりやすく例を挙げると…まず「航空業界」
パイロットやスチュワーデスといえば勝ち組の代表格でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により航空業界は大打撃。
果たして…ホワイトな業界であり続けることができるのでしょうか?
他にも、「銀行業界」
銀行マンも勝ち組の代表格でしたが、「ネットバンク」や「キャッシュレス化」の影響により、どんどん店舗がなくなっています。
これは極端な例になりますが、「最近●業界いいらしいよ~」という情報を追いかけるのは得策ではありません。
みんなに知られていないホワイト業界も沢山あります。
現在脚光を浴びていなくても、これから急成長を遂げる業界もあるでしょう。
20代の転職なら、定年まで約40年
大株主になるつもりで、徹底的に分析しましょう。
儲けの仕組みを理解
ポイント二つ目。
儲けの仕組みをしっかり理解すること
世の中は不公平なもので、どの業界も平等に利益を上げられるわけではありません。
つまり、、、
構造的に「儲かる業界」と「儲からない業界」があります。
「儲かる業界」の代表例は、医薬品
原材料費からあり得ないぐらい高い値段で販売されています。
それでも、薬剤費の7割は国の負担。ガンガン売れて利益もウハウハです。
ただし、これも極端な例。
医薬品業界が「儲かりやすい業界」であることは誰もが知っているので、簡単には入り込めません。
頑張って入り込めまたとしても、業界の雲行きは怪しいです。
ジェネリックの使用を推進したり、毎年薬価を改定したり…と、ネガティブな政策がどんどん進められています。
やはり安易なホワイト情報は注意
「儲からない業界」では、どんなに社員思いの会社に入っても、「低賃金」の「長時間労働」を強いられてしまいます。
もちろん、仕事を選ぶ上で「やりがい」や「自分に合っているか」も重要なポイントだと思いますが…
現代社会には、まともな生活が送れなくなってしまう会社が溢れかえっています。
どの程度、「儲かる業界」か
しっかり検討しましょう‼︎
人の集まり易さを考慮
ポイント三つ目。
人の集まりやすさを考慮すること
残念なことに…みんなが行きたい業界は、ブラックになりやすいです。
なぜなら、待遇が悪くても人が集まってくるからです。
音楽家、アイドル、スポーツ選手、お笑い芸人、ゲーム制作、アニメ制作、などなど。
ただやりたい仕事を選んでしまうと、この問題に直面することになりますね…
逆に、人が集まりにくい要素の多い業界はホワイトになりやすいです。
- 危険/健康を害する恐れ
- 肉体労働
- 全国転勤や海外転勤がある
- 認知度が低い/イメージが悪い
- 需要が高く人手不足になりやすい
- 取得困難な資格を要する
- 英語力を要する
どの要素を許容するかは人それぞれですが、「資格」や「英語力」を必要とする仕事が狙い目ですね。
オススメの本
業界探しといえば、
会社四季報の「業界地図」
各業界の「売上規模」、「平均年収」、「動向」などをわかりやすくまとめた本
業界の全体像を把握するのに打ってつけの本です。
これから社会人として頑張りたい人や、投資を始めたい人にも超オススメ
全体像がわかってきたら新聞に目を通して情報のアップデートをしていきましょう♪
まとめ
正攻法でブラック企業を脱却する方法
Step4
- 個々の会社ではなく業界について調べよう
- 業界選びのポイント
– 安易なホワイト情報に飛びつかない
– 儲けの仕組みを理解しよう
– 人の集まり易さを考慮しよう - 会社四季報の「業界地図」を読もう
「儲かる業界かどうか」、そして「人が集まりにくいかどうか」を考慮して、ターゲットとなる業界を絞っていきましょう!
Step5はこちら!
Comment