おはようございます。
現在、ボクはオンライン講座STUDYingを利用して超難関国家資格「弁理士」に挑戦しています!
今回は、二次試験「必須科目」の対策についてお話ししたいと思います。
ボクはまだ一次試験すら合格したことがありません。あまり偉そうなことはいえないのですが、一つの勉強法としてご参考にしていただけますと幸いです。
STUDYingを利用した学習スタイル
基本的な流れとして、
① 「オンライン講座(動画)の受講
② 「過去問」に挑戦
① …
② …
この流れをひたすら繰り返します。
短答講座と同様、「1講座=30分」くらいで、5分くらいの動画に分割されています。Webテキストもあります。
各講座の構成は以下の通り、合計63講座です。
- 短期合格セミナー&答案の書き方=3講座
- 特許法・実用新案法=15講座
- 意匠法=15講座
- 商標法=15講座
- 論文問題演習=15講座
やったー!短答の556講座と比べて圧倒的に少ない!
と思いきや、論文対策の方が大変です^^;
短答講座は、講座を聞いて問題をポチポチ答えていけば知識がどんどんついていきますが、論文講座はアウトプットの練習をしなければならないのです(+_+)
論文試験って?
まずはイメージを持ってもらうために、特許庁のWebサイト(こちら)から2021年度の過去問(特許・実用新案/問I)を引用しました。
1 甲は、新規な化合物α(以下「発明イ」という。)を発明した。その後、甲は、化合物αが抗ウイルス作用を有することを見出し、化合物αを含有する抗ウイルス剤(以下「発明ロ」という。)の発明をした。甲は、令和2年(2020 年)1月に、請求項1に発明イ、請求項2に発明ロを記載して、日本国に特許出願Xを行った。一方、パリ条約の同盟国の国籍を有する在外者乙は、甲とは独立して発明イをし、発明イについての最初の出願として、平成 31 年(2019 年)3月に、請求項1に発明イを記載して、特許出願Y1をパリ条約の当該同盟国に行った。その後、乙は甲とは独立して発明ロをし、令和2年(2020 年)2月に、請求項1に発明イ、請求項2に発明ロを記載して、出願Y1に基づくパリ条約による優先権を主張して日本国に特許出願Y2を行った。ただし、発明ロは、いわゆる当業者が発明イに基づいて容易に発明をすることができたものではないものとする。
以上を前提に、以下の各設問に答えよ。ただし、各設問はそれぞれ独立しているものとし、各設問に示されていない事実をあえて仮定して論じる必要はない。
(1) 甲は、平成 31 年(2019 年)2月に発明イの内容を、日本国内において一般の研究者を対象にして、口頭で学会発表した(以下「発表a」という。)。この場合、出願Xの審査において、発表aが拒絶の理由の根拠となるか否か、各請求項について説明せよ。ただし、甲は、出願Xの発明イについて、発表aに基づく発明の新規性の喪失の例外の規定(特許法第 30 条第2項)の適用に関する手続を適法に行っていたものとする。
(2) 乙は、平成 31 年(2019 年)4月に発明イ及び発明ロの内容を、研究論文にまとめ、インターネット上で一般に対して公開した(以下「論文b」という。)。この場合、出願Xの審査において、論文bが拒絶の理由の根拠となるか否か、特許法第 30 条の適用の有無について言及しつつ、各請求項について説明せよ。
(3) 出願Y2にパリ条約第4条の優先権が適用されることにより、出願Xは甲に特許権を生じさせるものではなく、甲は出願Xの発明イについて特許権を得られないことについて、パリ条約の規定に基づき説明せよ。ただし、出願Xの請求項2について論じる必要はない。
ぎゃーーーーー!
何を書けばいいの?…
弁理士の勉強をしたことのない方は、専門用語が多くて問題自体が読めないはずです。
その点については、一次試験(短答)の勉強を進めていけば、自然と内容を理解できるようになるのでご安心ください。
それでも、これをいかに対策するか…
一歩一歩進めていきましょう♪
学習のポイント
ひたすら模範解答を紙に起こす
まずは、模範解答をひたすら書けるようにしました。
いや、現在もこの段階です。
ちなみに二次試験(必須科目)は、
- 特許・実用新案=2時間
- 意匠=1.5時間
- 商標=1.5時間
合計で「5時間」の試験を1日で実施します。
途中で休憩が入るといっても、5時間文字を書き続けるのって本当に大変です。
30分くらいで指がプルプルするのに…
さらに時間制限もかなりタイトなので、書くスピードも重要です。
短期間で鍛えることのできない、指の持久力と書くスピードの強化を優先しなければと思い、ひたすら書く練習からスタートしました。
実際にやってみてたところ…
書けない漢字が多いことに気が付いてしまいました。
これは恥ずかしい〜(//∇//)
問題とは関係のないところで躓いてばかりなので、やはり紙に起こす練習から始めて正解だと思います。
PCを使って解答を考える
これは今後のプランですが、紙に書き起こす作業からPCを使った練習へと徐々に切り替えることを考えています。
紙に書き起こす作業はどうしても時間がかかってしまうのです
PCを利用すれば論文を組み立てるトレーニングに直結します。
指の持久力・書くスピードの成長具合を見定めながら、PCを使った答案作成力の強化をしていきたいと思います。
最終ステップ
これはさらにその先のプランです。STUDYingの過去問を一通り解けるようになったら、横に広げていく作業を計画しています。
同じ問題が出るとは限らないので。
2022年度は「一次試験」と「二次試験の選択科目」の合格を狙っています。
二次試験の必須科目は2023年度の合格を目指していますが、2022年度の選択試験(2021年度は9月実施)が終わってから勉強を始めると、時間が足らないように思いますので、今のうちから少しづつ勉強を進めています。
2022年度の選択試験が終わるまでに、過去問を一通り解けるようにしておきたい…
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