弁理士試験に挑戦する理由

弁理士に挑戦

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今から5年前、

弁理士試験の挑戦を本格スタートしました。

 

会社の仕事とは全く関係のない資格。

仕事や家族との時間に支障をきたさないように、隙間時間を駆使して少しずつ勉強を進めています。

 

 

なぜ弁理士に挑戦するのか?

どんなビジョンを描いているのか?

 

今回はそんなお話です。

 

そもそも弁理士とは?

弁理士とは、法律系国家資格の一つ。

 

「税理士」であれば、税の専門家

「社会保険労務士」であれば、労働や社会保険の専門家

 

であるように、

「弁理士」は特許権や著作権など知的財産の専門家です。

 

普段の生活で関わることがないため馴染みの薄い資格ではありますが、その制定は「1899年(明治32年)」

なんと100年以上の歴史を誇ります。

 

 

弁理士の特異的な点は、「法律系の資格」でありながら、理系出身者が重宝されるということ。

良い特許を取得するためには、発明を深く理解するための知識が必要になります。

 

この資格の難易度

まず受験資格の制限はありません。

もちろん、中卒でも挑戦可能です。

 

…とはいっても、

特許庁が公開しているデータによれば中卒&高卒の受験者は「全体の1%程度」。

約半数は、理系大学院卒が占めているそうです。

 

そして、その合格率は……

 

 

 

6~8%

 

国内トップクラスの超難関資格です。

 

 

これを突破するためには、「約3,000時間」という膨大な時間を費やす必要があるとされています。

Ataru
Ataru

「1日2時間」確保したとして、、、4年!

 

もう一つの壁

弁理士の取得が難しい理由はもう一つあります。

それは、、、お金

 

独学での突破は不可能といわれていて、弁理士予備校に通う必要があります。

合格までに必要なお金の目安は、

 

1,000,000¥

 

 

理系大学に通いながら、

それとは別に3,000時間を確保して、

1,000,000円を払う。

 

学生の間に取得することは困難です。

 

 

おまけに、

試験では問われませんが、弁理士は高度な英語力が求められる仕事です。

先々のことを考えれば、英語の勉強も怠ってはいけません。

 

 

 

なぜボクは、こんな鬼畜な資格に興味をもってしまったのでしょうか??

 

この資格に挑戦する理由

この資格との出会い

この資格との出会いは中学時代に遡ります。

 

それは、職業について知るための授業。

興味のある職業を調べ、クラスで発表しあうことになりました。

 

 

警察官、消防士、スポーツ選手、パイロット…

夢は膨らみます。

 

 

そんな中、、、

当時副担任だった織田先生(仮名)がニヤニヤしながら近づいてきました。

 

織田先生
織田先生

Ataru君はこの仕事が気にいると思うなぁ〜

 

手渡された一冊の本

それこそが『弁理士』でした。

 

Ataru
Ataru

べんりし???

…なんでも屋???

 

 

とりあえず、

「何でも屋」じゃないんだなってことと、、、

(なんか、地味な仕事だなぁ~…)

 

そんな第一印象でした。

 

二つ目の思い出

二つ目の思い出は高校3年生。

フツーの高校3年生と同じように、ボクは受験勉強に明け暮れていました。

 

将来の夢は偉大なる研究者

みんなをあっと言わせる大発見をしたい!

 

 

そんな傍ら、我が家にはもう一人の受験生がいました。

 

それは母親です。

  

 

ちょっぴり学のある母は、パート社員としてこき使われる現状に不満がありました。

 

しかし、年齢は30代後半。

加えて、、、20歳で会社を退職したため、社会人経験もほとんどありませんでした。

 

 

そこで目をつけたのは「社会保険労務士」という資格。

 

「これさえあれば、電話一本で起業できる!」

 

 

母は受験生のボクに負けず劣らず猛勉強。

そして、社会保険労務士としてのキャリアをスタートさせました。

 

 

家の近所で働くパートのおばちゃんから、都心で働くキャリアウーマンに変貌を遂げた母を見て、

 

(国家資格って凄いな~…)

 

そう思うと同時に、

ボクの頭の中で「弁理士」がチラつくようになりました。

 

三つ目の思い出

3つ目の思い出は大学2年生。

 

(偉大な研究者にはなれない)

やっと現実を知ったマヌケなボクは、進路を見失ってしまいます。

 

 

(自分は何のために生まれてきたんだろう…?)

 

 

刻一刻と迫る就活を前に、頭をよぎったものは、「弁理士」

ボクは、小さな弁理士予備校の門を叩いてみることにしました。

 

 

 

法律の勉強なんて何年ぶりでしょうか。

思い出されるのは中学時代の「公民」の授業。

ただただ眠くて眠くて仕方がなかった記憶です。

 

しかし、そこで見たものは別世界。

日常生活中でモヤモヤとしていたものが一つ一つクリアに変わっていき、話を聞くたびにゾクゾクしました。

 

Ataru
Ataru

(在学中に弁理士を取得して、特許事務所に就職したい)

ここで、弁理士になりたいという気持ちが固まります。

 

 

その一方で、

弁理士予備校の広川先生(仮名)からこんなアドバイスを受けました。

 

広川先生
広川先生

せっかく理系大学に通っているんだから、まずは自分の専門分野を磨いた方がいいよ。

 

 

Ataru
Ataru

(なるほど…!)

(弁理士試験の勉強ならいつでもできるんだし、今しかできないことに精一杯打ち込もう)

 

そうゆうわけで、

ボクは弁理士の勉強を中断して、大学院への進学を心に決めます。

 

目指すゴールは最強の弁理士!

頑張るぞー!!

 

結果。

 

2023年、ボクは33歳になりました。

 

 

結果としてボクは、

弁理士になれなかった。

 

 

 

研究室に所属(大学4年)してから修士を卒業するまでの3年間は、研究にフルコミット!

ファーストオーサーこそなれなかったものの、二本の論文に名前を入れてもらえました。

 

もちろん弁理士の勉強も完全に中断していたわけではありません。

弁理士として働くことを見越して、在学中に3つの資格に合格しました。

  • 知的財産管理技能検定三級
  • 知的財産管理技能検定二級
  • ビジネス実務法務検定三級

 

 

卒業後の進路は特許事務所???

いや、、、

Ataru
Ataru

(アカデミックの研究だけじゃなくて、企業での応用研究も学んでおこう!)

 

ボクは研究職に舵を切ります。

 

 

 

、、、が、

それが甘かった。

 

 

研究職はみんなが憧れる仕事。

ただでさえ私立大学出身のボクが、「”ちょっと”経験しておこう」なんて生半可な気持ちで勝ち取れるものではありませんでした。

 

マヌケなことに、滑り止めすら考えていなかったボクは、ブラック企業の闇の中へ転げ落ちていきました。

 

 

 

そして…

必死の思いでホワイト企業へ這い上がったボクは28歳。

辛い時代を支えてくれた妻と子供がいます。

 

今更別の業界に飛び込みたいだなんて、、、

 

 

とても言えませんでした…

 

そして今

そうゆうわけで、

ボクは28歳からスキマ時間だけで弁理士の勉強を始めました。

 

仕事に支障がでないように、

家族との時間を損なわないように、

あくまでも趣味としてのんびり取り組んでいます。

 

 

この資格を取得できたとしても、おそらく転職することはありません。

 

資格の取得する頃には30代中盤〜後半

そこからゼロスタートしても今の待遇を上回るとは思えませんし、そんなリスクを冒すこともできません。

 

それに、

当時、思い描いたゴールとは違った形になりましたが、今の生活も十分気に入っていたりしますので。

 

 

ただ趣味の範囲内で、やり残した夢の残骸を片付けたい

それが、弁理士に挑戦する理由です。

  

資格を活かすプラン

弁理士試験は”ただの趣味”。

転職のつもりはありませんが、せっかく勉強するからにはこの資格を活かすためのプランを考えています。

 

一つ目のプラン

一つ目のプランは、弁理士受験生のための情報発信

 

弁理士試験の勉強を通じて感じたことは、情報の乏しです。

  • 勉強を始めるために必要なもの
  • 出願の時期や方法
  • 試験会場の服装

などなど。

 

ほんの些細なことでも中々解決策を見つけることができず、余計な時間を消耗してしまいました…

 

そういった経緯で弁理士受験生のための情報発信をしていきたいと考えるようになりました。

このブログはそのための準備段階になります。

 

二つ目のプラン

二つ目のプランは、副業として弁理士の資格を活用することです。

 

一番ベストな形はボクの専門分野(医学・生物学)と絡めた特許の仕事ですが、、、

実務経験のない弁理士が副業として特許に取り組むなんてリスクが大きすぎる

というか、そもそも依頼してもらえない気がします。

 

そこで、「著作権」の領域で地味~に活動していくことを最初の目標にしています。

具体的には、ブログ、SNS、youtubeに関するお悩み相談。

 

副業として活動する人が増えてきましたので、そういった方々の相談相手として活動できればいいな~と思っています。

 

全くお金にはならなそうですが、弁理士としての活動ができればとりあえず目標達成です。

 

 

弁理士としてのキャリアを少~~~~しづつ積み上げながら、あわよくば自分の専門分野で特許の仕事ができればいいな~~~とも思っていますが、、、

その辺りは全然見えてこないので、追々考えていきたいと思います。

 

 

 

以上、ボクが弁理士を目指し続ける理由でした。

 

最後に、本田健さんの「人生の目的」から、ボクの心に突き刺さった一節を引用させていただきます。

人生の目的は、道端に落ちているわけではなく、自分探しの旅の途中、インドの田舎で偶然に見つけるものでもありません。

どちらかというと、ごく日常生活のなかで、ふとしたときに見つかるものです。

それは、あなたが気づくもの、感じるものです。一生懸命に考えた末に見つかるわけではありません。

なぜかというと、人生の目的は、思考の世界にあるのではなく、感情の世界にあるからです。逆に言うと、考えているあいだは見つかりません。

引用:人生の目的 ~自分の探し方、見つけ方~ | 本田 健
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みなさんにはありますか?

一生をかけて追い求めたい、人生の目的が

 

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