ブラック企業を飛び出したボクが流れついた先

ブラック企業の脱却

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ブラック企業を飛び出したボクが流れ着いた先は、小さなベンチャー企業

 

創業わずか数年の会社

ということで、まだまだ激しい日々が続くことになるのですが、以前まで勤めていたブラック企業との大きな違いがあります。

 

それは、

この会社の属する業界が超ホワイトだということです。

 

 

3年間、

どうにかこうにかベンチャー企業にしがみついたボクは、キャリア採用枠で同じ業界の大手に転職

 

これによって、ブラック企業のスパイラルから完全に脱することができました。

 

 

というわけで、

本日の記事は、ボクが流れ着いた先であるCRO業界について紹介します!

ぺぎんとん
ぺぎんとん

CRO業界の中にも、さまざまな職種がありますが、この記事では、圧倒的に数の多い(CRA/臨床開発モニター)についての紹介となります。

 

どんな仕事?

CRO業界とは、Contract Research Organization の略で「医薬品開発業務受託機関」を意味しています。

 

端的にいえば、新しい医薬品を開発するプロセスの一部を請け負うことに特化した専門の会社です。

 

薬ができるまで

新しい薬ができるまでのプロセスは、ざっくりと以下の通り。

  1. 薬の候補を探す
  2. 動物で試す
  3. 人で試す(治験)
  4. 厚生労働省から承認をもらう

 

日本国内で新しい薬を販売するためには大変厳しい規制が敷かれています。

安全性の確認はもちろん、本当に効果があるかどうかについても科学的に検証して、厚生労働大臣の承認を受けなければなりません。

 

そのため、新しい薬の研究開発には、膨大な時間と、膨大なコストがかかるとされています。

 

CROの請け負う業務

CRO業界に属する会社が請け負う業務の多くは「3. 人で試す(治験)」です。

動物実験などの業務を請け負う会社もありますが、ベンチャーを除くその他多くの製薬企業は自社でカバーしていて、大規模なリソースが必要となる治験業務のみCRO業界に委託する流れが主流となっています。

 

具体的な業務内容

1. 治験の依頼

治験を行うことを病院に依頼するところから業務スタート!

治験の依頼先は、その領域における著名なDr. が多いので、恥をかかないように必死で猛勉強

そして、緊迫した空気の中、ブルブルしながら説明を行います。

 

2. 治験の開始

Dr.から了承が得られたら、治験を開始するための準備に突入!

通常の診療とは異なる、面倒くさ〜い治験業務の説明を行い、その理解を得なければなりません。

Dr. はノリノリな方も結構多いのですが、薬剤部、検査科、放射線科などなどの説明では渋い顔をされてしまうことも多々…

それぞれの専門家からマニアックな質問をバシバシ受けて、アワアワします。

 

3. 治験が正しく行われているかチェック

いよいよ治験開始!

適切なデータを得るため、患者さんとの接触が禁止されています。

なので、定期的にカルテを確認することで、治験が正しく行われているかどうかのチェックを行います。

 

4. 治験の終了

予定通り治験が終了したら、機材などを回収して終了手続きを行います。

そして、プロジェクト終了!

 

ホワイトな理由

CRO業界はホワイト業界!

もちろん、会社によってはブラック体質なところもあるようですが、、、

業界全体としてホワイトな傾向がある理由は以下の通りです。

 

内勤/外勤のバランス

まずは働き方が健康的であるということ。

SEのようにずーっと内勤だったり、営業のように毎日毎日外回りするわけではありません。

 

外勤は月数回程度

しかも、新幹線や飛行機を利用した遠方出張が多く、クタクタになるまで歩き回るようなことは稀です。

 

その一方、内勤であればPCだけで作業ができる場合が多く、新型コロナをきっかけに、在宅勤務を採用する会社も増えてきました。

 

給与が高い

英語力が必要だったり、医学や治験の専門知識が必要だったり、

参入障壁が非常に高い業界です。

 

新規参入の安いCROに任せると痛い目に合うことを製薬メーカーはよくご存知なので、

価格競争はなかなか起こらず、この不景気の中でも、潤沢な委託料が維持されています。

 

そのおかげもあって、高収入かつ(比較的)残業の少ない働き方となっています。

 

ソフトスキルの向上

仕事を通して、プレゼン力や英語力などのソフトスキルが身につきます。

あえて別の業界へ移る必要もない気がしますが、いざとなれば転職先を見つけやすいというメリットもあります。

 

向いている人

勉強が好き

まず重要となるポイントは勉強をすることに抵抗がないということです。

 

CROで働くメリットは、さまざまな医薬品の開発を経験できること

さまざまな疾患領域はもちろん、大手メーカーの堅実な治験や、ベンチャーのぶっ飛んだ治験、日本法人のない外資メーカーの治験、そして薬に限らず医療機器や再生医療等製品の開発に携わることもありました。

 

それらを乗り越えていく上で、医学の知識、法律、英語と、ありとあらゆる勉強をすることが求められます。

 

CRO業界は「残業時間が少ない」

とはいいましたが、それは業務時間だけの話で

勉強時間を仕事と捉えてると膨大なボランティア残業をしていることになります。

 

勉強嫌いには辛い仕事かもしれません。

 

真面目な性格

手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けてしまう仕事です。

それであって滅多にバレることはないので、後々になって大きなトラブルとなることも…?

 

おそらく誰の目にも触れることもなく捨てられていく記録をキッチリと整えることのできるクソ真面目な性格が向いているということです。

 

学歴はそこそこ重要

個人ブログなのでぶっちゃけますが、学歴はそこそこ重要です。

新しいプロジェクトに参加するたびに履歴書を提出しますし、担当する病院にも履歴書の提出を求められることがあります。

 

なので、この業界に入るためには、学歴が重視されてしまうというわけです。

大手だと国公立大学の出身者がゾロゾロ。

中小でも、MARCHが最低のボーダーラインになっているように思います。

 

逆に言ってしまえば、

学歴以外取り柄のないポンコツにとっては、チャンスかもしれません( ̄∇ ̄)ニヤリ

 

医療系か生物系

新卒だと、薬学系、生物系出身者が大多数。

時々、法学部出身者を見かけることもあります。

 

転職だと、MR、看護師、CRC、臨床検査技師、薬剤師が中心です。

 

他の業界から採用されることは大変稀だと思いますが、

ベンチャーであれば、可能性はあるかもしれません。

 

ボクのように(^^;;

 

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