部長とお別れ

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「来月から部長が代わります。」

 

いつものチームミーティングにて、部長交代のアナウンスがありました。

 

あまりにも突然の出来事、

 

土日が明けた今になっても、

現実のものとは思えません…

 

 

 

部長との出会いは7年前。

 

中途採用の面接官として初めて出会い、

それからずっと直属の上司です。

 

ボクにとっては、6人目の上司。

 

 

配属が決まった時は、

「優しい部長さんだよ〜よかったね!」

 

…なんて人伝に聞きましたが、

 

今更言わせてもらうと、

彼の第一印象はめちゃくちゃ恐ろしかった。

  

何が恐ろしいかって、、、

声がデカいとか、見た目がイカツイとか、そんな類ではありません。

 

…とにかく、若すぎること。

 

従業員数千人規模の大企業

そんな会社の部長でありながら、年齢は30代半ば。

ボクと9歳しか離れていないのです。

 

「よろしく」

軽く微笑む笑顔が恐ろしかった。

 

(そんな天才の期待に応えられる訳がない)

 

 

配属が決まってから、彼について調べました。

 

新人に求める人物像は「柔軟性」

 

(柔軟性ってなんだろう?)

 

ボクが思うに大きく二種類あって、

初見で柔軟に対応できる天才か、

努力で対応する努力家

 

文脈から察するに彼の求めるものは前者で、ボクはどちらかといえば後者。

 

上手くやっていけるかどうか、

不安な気持ちは募るばかりでした。

 

(あっという間に見捨てられちゃうかもな…)

 

 

 

それから7年。

 

ボクは背伸びをしないことを徹底しました。

 

無理をしすぎず、

ムキにならないように、

ただただ、コツコツと。

 

 

でも一つ、ボクは勘違いをしていました。

 

そもそも、

彼は、部下の才能に重きを置いていなかった。

 

「上司がバカだから力を発揮できない」

と喚く愚かな部下と同様に、

 

「部下がバカだから結果が出ない」

そう喚く上司も愚の骨頂

 

有能な部長は、部下の才能に頼らないらしい。

 

そんなわけで、

7年間も彼のもとに置いてもらうことができたんだと思います。

 

 

 

配属になった初日に呼ばれた小部屋。

ちょっと貫禄のある部屋で、彼はいいました。

 

(どう?)

(オレの部屋…だと思ったでしょ?)

 

 

そんなお茶目なジョークも遠い昔。

 

ついに幻のマイルームが現実になるのか、

それともまだちょっと時間がかかるのかどうかわかりませんが、

新天地でのご活躍を願います。

 

 

あわよくば、またプロジェクトを共にしたい。

 

次にお会いする時は、敵か味方かわかりませんが、

それはそれで。

 

 

 

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