最近、車の当て逃げをされました…
幸いにも、
加害者からの自己申告があり、修理代もしっかり払ってくれたので、被害の傷跡を残すことなく解決に向かっていますが、
今回の事件をもって、自分の身は自分で守るしかないということを改めて実感させられました。
(被害にあっても誰も助けてくれない)
今回の教訓をしっかり記事に残しておきたいと思います_φ(・_・
発端
「ピンポーン」
インターホンの音で飛び起きました。
ドタバタと階段を駆け降りた先
インターホンのモニターに映る影は、ゆうパックでもなく、ヤマトでもなく、
見知らぬ女性でした。
…こんな時間に誰だろう?
左手で握りしめていたスマホに目を落とすと、心臓が飛び上がります。
a.m. 5時
意を決して扉を開くと、
40代後半くらいの男女と若い男性が一人
そこで初めて、
自宅の駐車場に止めていた車が、当て逃げの被害にあっていたことを知らされます。
加害者の若い男性が、両親に連れられて謝罪に来た
というわけです。
今日中に片付けようと思っていた仕事とのことをグルグル考えながら、
長い一日が始まりました。
事故発覚後
初動
事故の初動といえば、
「連絡先の交換」と「警察への通報」
車に常備しておいた名刺を渡しながら警察に連絡をしようとすると、加害者の母親から意外な要望を受けることになります。
「警察には連絡しないでほしい」
え?…
ここでさらなる衝撃の事実を知らされます。
なんと、加害者の男性は無免許でバイクに乗って事故を起こしてしまったのです‼︎
彼は大学一年生。
やっと入学したばかりの大学を退学になってしまうかもしれない
そんな切迫した状況が見えてきました。
自業自得
といえば、その通りですが、、、
自分が大学生だった時のこと思い出すと、わからなくもない。
世間知らずがゆえの無茶をやらかしました。
(無免許運転はないけど…)
…まあ、とにかく。
なにか上手い方法はないか、
親戚中に電話をかけまくることにしました。
ですが、、、
いずも回答は同じ
「通報」一択
可哀想だけど、
もはやどうすることもできませんでした。。。
警察の捜査
それから待つこと30分。
やっと警察が到着しました。
原付に乗った交番のお巡りさんが2人
それから、パトカーに乗った警察署のお巡りさんが2人。
2時間に渡り長々と状況を説明すると、加害者の男性を連れて、そそくさと去っていきました。
警察の仕事は捜査だけ。
アドバイスはしてくれますが、車の修理代金をどうするかは、自分でどうにかしなければなりません。
退学がどうのこうのと、
他人の心配ばかりしていられなくなってきました。
保険会社と相談
そこで頼りになるのは保険会社
電話で一本連絡を入れれば、加害者との間に入ってお金の話を進めてくれるわけです!
が、しかーし。
今回は事情が特殊でした、、、
加害者の少年が、無免許=無保険
通常、保険会社は加害者側が動くわけで、
加害者が無保険だと保険会社も間に入ってくれません。。。
そうなると選択肢は2つ
一つ目は当事者同士で直接話し合い
相手が素直に応じてくれれば何も問題はありませんが、お金を払ってくれないとなると、
弁護士への相談を視野に入れていく必要があるかもしれません。
そもそも保険に入らないで運転するような人が、素直に応じるかな…?
もう一つは、自分の保険会社に頼ること。
保険会社とどんな契約をしているかにもよるみたいですが、加害者と交渉してくれたり、修理のお金を払ってくれるケースもあるようです。
しかし大抵は、、、
自分が事故を起こした場合と同じように今後の保険料が上がってしまうケースがほとんど。
そもそも、事故を起こしたことも、保険に入っていないことも、
相手に非があるのに、
相手と交渉したり、
弁護士と相談したり、
裁判を起こしたり、
車の修理をさせられたり、
保険のグレードを下げられたり、
すべて、被害者が被るわけなんです。
事故の被害者って大変…
車の修理
それでも、ボクの場合は幸運でした。
自分の保険に「無過失特約」のオプションがついていて、保険のグレード下げることなく保険会社が動いてくれることになったのです。
警察の捜査が終わってすぐ、
ディーラーへ車を運び、その後の手続きをディーラーと保険会社に任せました。
修理費32万‼︎
しかも、修理期間に一ヶ月ほどかかるということで代車が必要になりました。
…面倒なことに、
代車の費用は保険適用外ということで、レンタカーショップへ加害者の両親を連れてそのまま支払ってもらうことに。
こちらは一ヶ月間のレンタルで、16万円
今回は保険会社のオプションと加害者の両親に助けられましたが、
もし事故の自己申告がなかったら、
もし加害者に両親がいなかったら、
もし無過失特約のオプションがかなったら、
何かしらの要素がかけていたら、大きな損失を自分で被ることになっていたかもしれません。
そもそも事故をもらわないための対策が重要なことに気付くきっかけになりました。
選択に迷ったこと
事故が発生してしまうと考える余裕もなく、次々と選択を迫られることになります。
今後のためにも、選択に迷った事柄について調べました。
示談はできた?
まずは加害者の要望された「警察に通報しない」という選択肢について考えます。
そもそも事故が発生した場合、自分が被害者であっても「事故通報義務」が課せられているため、
刑事罰に問われる可能性があるようです。
3か月以下の懲役または5万円以下の罰金(道路交通法72条1項)
犯罪の片棒だけ担がせて、修理費もろもろを支払ってくれないケースも考えられますので、
その場で十分な被害額を払ってもらうことが大前提。
車の内部が損傷している可能性もありますなで、車の購入費と同じぐらい払ってもらわないと割に合わないです。
無免の事故で退学?
加害者が気にしていた大学がどうなったかというと、
退学にならずに済んだようです。
無免許運転くらいなら大学は知らされることもなく、
初犯であれば罰金だけで済むようで、長期的な欠席によりバレてしまうこともないようです。
下手に示談なんてしなくてよかったですね。
何を請求できる?
今回、自宅に停めていた車に無免許で突っ込まれたわけですが、こういったケースで何を請求していいものなのか?
結論、「修理費」と「代車費用」のみ
人身事故の場合は、実際に支払った費用以外にも、慰謝料といった形でお金を請求できるケースもあるようですが、
今回のような物損事故では、実際に支払った費用しか請求できません。
会社の有休を使わされ、
あっちこっちに電話させられ、
土日を潰されたわけですが、
そのあたりの費用は無理みたいですね。
まとめ
当て逃げの被害から学んだこと
- 被害を受けると超面倒
- 相手が無保険だとさらに面倒
- 被害者側でも保険会社を頼れる場合がある
- 安易に示談してはいけない
- 物損事故の被害では慰謝料を請求できない
事故の被害にあってしまうと、何一ついいことはありません。
事故に遭わないための対策が一番重要だとわかりました。
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