約2ヶ月ぶりに再開します!
休み明け最初のテーマは…
「目標」
…というのも、
弁理士試験やら、英語の勉強やら、自分なりにコツコツ積み上げてきたものが、
”仕事の繁忙期”という高波にすっかり飲まれてしまいました…
高波が過ぎ去りつつある今、
何をすればいいのかわからず、途方に暮れています。
こんなふうに目標で悩むのはいつぶりだろう???
記憶を遡ると、
初めて目標について本気で悩んだのは「高校時代」です。
青春の全てを捧げた部活動が終わり、
部活を引退した早夏
何のために一生を捧げるか?
そのためにどんな進路をたどればいいのか?
世間を全く知らない空っぽの頭で、
真剣に考えました。
初めての目標(17歳)
高校時代のボクが辿り着いた答えは、
「宇宙開発への貢献」
誰もがみんな漠然と考えている
「いずれ人類は滅びる」
ということ。
でも本当に、
それは逃れようのない運命なのか?
ディープインパクトのような巨大隕石が落ちてくるにしても、破壊するなり、軌道を逸らすなりすればいい。
太陽が寿命を迎えるなら、それに代わるものをつくるなり、別の太陽探すこともできるはず。
その先の障壁、
宇宙の終わりだって、必ず打開策はある。
もしこの世に”神”的な存在がいるなら、
ボクらはちっぽけな微生物のように見えているのかもしれない。
ほんの一途の水たまりに沸いたミジンコのように、無意味に湧いて、無意味に消えていく存在かもしれないけど、
どうせ無意味な人生
全力であがいてやろうと思いました。
水たまりの外の外の外へ抜けて、
「ニンゲンもなかなかやるじゃねーか」
誰かにそう言われることを
人生の目的にしようと思いました。
壮大な妄想
そんなボクが選んだ目標は、
「生物系の研究者」
なぜ生物?
地に足のつかないおバカな妄想の中にも、
三つの理由がありました。
一つ目は、差し迫った脅威がないこと。
いずれ人類が滅びるといったって、今後数百年、数千年はおそらく大丈夫。
そうなると、
「今、何を開発するか」ではなく、
「今後、科学技術の進歩していくスピード」が重要な気がしました。
例えば、
人があたりまえのように受け入れている寿命がなくなれば、劇的に科学技術が進歩するのでは?
二つ目は、
寿命がもはや必要のない機能に感じたこと。
通説によれば、
人は、小さな単細胞から何百万回もの世代交代を経て、現在の形まで進化してきました。
その世代交代を効率的に促すためにも、「寿命」という機能が重要な役割を担ってきたのかもしれません。
ですが、高度な知能を獲得した人にはもはや必要のない機能
むしろ、学び直しの負荷が大きな足枷となっているのでは?
残りの一つは、個人的な興味
「宇宙の果てを自分の目で見てみたい」
そう思いました。
二番目の目標(20歳)
次に悩んだ記憶は大学2年生。
ボクは完全に進路を見失っていました。
なぜなら、
壮大な夢を抱いた大学の授業が、ぜんぜん面白くなかったのです(°_°)
科学雑誌のようなワクワク感は微塵もなく、ただただ苦痛な日々。
そして、
たった一人の研究者が一生をかけて到達できる領域が、あまりにも小さな一歩だという事実にも気がつきました。
小さな一歩のために、この苦痛を耐え続けることはできない、、、
自分の抱いた妄想が現実離れしていることを、やっと認識したわけです。
現実的な夢
悩んだ末
ボクは新たな目標を見つけました。
それは、弁理士になること。
サイエンスは好きだけど、専門的すぎると辛い…
であれば、
発明を法で守る「弁理士」として、広く浅くサイエンスと関わりたい。
自分で直接研究するわけでなくても、間接的に科学技術の発展に貢献すればいい。
退屈な日常が一変
刺激的な勉強漬け生活が始まりました。
三番目の目的(24歳)
弁理士として働く上で、理系のバックグラウンドが重要
せっかく理系の大学に通ってるんだから、大学院に行った方がいいよ〜
との勧めもあって、
ボクは大学院進学を選びました。
思うに、この選択は間違っていなかった。
優秀な先生、先輩、同級生に囲まれ、
刺激的な日々を送ることができました。
ですが、
このちょっとした寄り道により、
ボクは迷ってしまいます。
このまま弁理士になることが正解なのか?
・・・
人生の寄り道
大学の授業と打って変わって、
大学院での研究は面白かった。
一度は挫折してしまった研究者の道に挑戦してみたいという気持ちが湧きあがります。
はたまた、営業も面白そう。
くたびれたオジさんというイメージでしかありませんでしたが、
一足早く就職したら友人たちの話を聞いて、仕事のイメージが具体的になっていきました。
一方、
弁理士という仕事はどうだろう?
新卒で弁理士の道を選んだ友達は一人もいない…
事務所の見学もさせてもらいましたが、
一周りも二周りも歳の離れた環境にむしろ躊躇してしまいます。
そして、こんな結論に至りました。
研究の道に進んでみて、それがダメだったら弁理士になればいい
営業でコミュ力を磨いて、外回りが辛くなったら弁理士になればいい
たった一度しか使うことのできない”新卒”で弁理士になったら勿体無い…かな?
そんなわけで、まずは普通に就活してみようと思ったわけです。
四番目の目的(28歳)
社会人生活は、波瀾万丈の日々でした。
スタートはブラック企業での奴隷生活
10ヶ月で脱獄して、小さいベンチャーへ漂流。
別の会社へ派遣され、やっぱりボロボロにこき使われるも、ノウハウを得てベンチャーに帰還。
そこから主任に昇格したと思ったら、会社が傾いて、再び漂流〜〜(*_*)
運良く、大企業に拾われたのが28歳。
やっと、人間的な生活を送ることができるようになるまでに、4年の月日が流れて行きました…
夢に挑戦
寝て起きてただ働くだけの日々
何よりも、寝ることが一番の幸せ
こんな生活の中で、
すっかり忘れてしまっていた本来の目標。
大企業に就職できたからといっても、
「弁理士に再挑戦しよう!」
…という気持ちになるなんて思ってもみませんでした。
学生時代にふわっと掲げた目標のために、やっと辿り着いたオアシスを飛び出すだなんてバカげてます。。。
それでも、
転職から8ヶ月後。
ボクは弁理士試験の勉強を始めていました。
まるで見えない力に吸い寄せられるように、
目的もわからず、ただ資格に合格したいと思いました。
五番目の目標(34歳)
5年間に及ぶ闘いの日々を経て、、、
今だに合格できずにいます。
…いや、それどころか、
一次試験すら突破できていません(°_°)
初受験で2点足らず惨敗
そこから、あれよあれよと3連敗。。。
今年に至っては、仕事の繁忙期に邪魔をされて、受験すら諦めることになってしまいました…
現状
人生は面白い。
自分のなりたいと思った弁理士にはなれず、
なぜか、苦手な英語を武器に働く日々。
それでも、給与面、待遇、やりがい、
十分すぎる仕事をやらせてもらっています。
結局のところ、今の仕事がボクに与えられた運命なのかも知れません。
まもなく35歳。
管理職になるべき年頃を迎えて、
どんなキャリアを築いていくべきか、今まさに人生の岐路に立っているような気がします。
選択肢
そんなボクの目の前には二つの選択肢。
一つ目は弁理士をキッパリ諦めること。
弁理士を諦めて仕舞えば、一日2時間くらい自由に使える時間を確保できます。
これを活用して、躊躇していた管理職にフルコミット!!!
管理職が務まるかどうか悩む必要はなく、
むしろ、スーパー管理職を目指すこともできるかもしれません。
二つ目は現状維持
今のまま仕事も頑張りつつ、弁理士の勉強も少しずつ進めること。
少しずつ勉強を続けていけば、いずれ合格するはず。
一見無駄かも知れませんが、この経験で得られるスキルもあるでしょうし、新たな道が開けていく
…かもしれません。
結論
ボクの結論
二つ目の「現状維持」
この記事を描き始めた当初は、管理職の道にフルコミットする方向性で考えていましたが、
文章に起こしながら考えを整理してみて、今後どうしていくべきかがスッキリわかりました。
管理職にフルコミットとか、マジでつまらない
毎朝5時に起きて朝活を続けることができたのも、弁理士になるというワクワク感があったからこそ。
管理職にフルコミットしたところで、この2時間をそのまま有効活用できるとは到底思えません(*_*)
今までと同様、
弁理士になりたいという気持ちを軸に、仕事のスキルを磨いていくことが、ボクにとって一番効率的なんです。
今までそうしてきたように仕事には一切手を抜きません。
管理職になるべき年齢ということであれば、周りの期待に応えられるように努力します。
そのための原動力として、
自分の夢を持ち続けることが必要なんですよね。
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