【体験談】不思議の国の入り口

ブラック企業の脱却

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本日の記事は、ちょっと変わった体験談

 

東京のど真ん中

知らず知らず白ウサギを追いかけて、

不思議の国へ迷い込んでしまったお話です。

 

 

一見、いつもの日常だけど…

日常では起こり得ないわずかな違和感を覚えた経験はありませんか?

 

 

それは、、、

不思議の国に迷い込んだサイン

 

 

…かもしれませんよ?

 

 

 

物語のはじまり

 

2014年8月のある日曜日。

 

この物語は、

一本のLineメッセージから始まります。

 

 

「ピロリン♪」 ← Lineの着信音

 

 

それは、見知らぬ誰か

 

 

…ではなく、

大学時代の先輩から、合コンのお誘い♡

 

 

「ごめ〜ん!急用が入っちゃったから代打よろしくね~」

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

(また来た…!)

 

この人は通称『ドタキャン先輩』

物腰が柔らかいので、仕事を教えてもらうにはとても心強いお方

 

…なんですけど、

気分の浮き沈みが激しく、約束事を突然キャンセルしてしまう厄介な欠点がありました。。。

 

この日も、開始「2時間前」の連絡

 

ここまで突然だと正直ウンザリ(。-∀-)

それでも、散々お世話になってきた過去があるので無下にはできず…

 

ボクは一日中眠り込んでいた布団から這い出して、ヨロヨロと最寄駅へ向かうのでした。

 

 

p.m.7時

 

真夏の太陽が沈み空は真っ黒。

東京駅の丸の内は、街灯とお店の光に照らされ、オレンジ色に輝いていました。

 

待ち合わせの居酒屋は駅のすぐそば。

 

 

 

お店に到着すると、席に着いた男女の目線がボクに集まりました。

男性5人、女性6人。

 

ドタキャン先輩はボクより10歳くらい年上なので、平均年齢も10歳くらい年上の「35歳」程度でしょうか。

(実は、これも気乗りしないもう一つの理由だったりします

 

 

ちょっと緊張感のあるテーブルに加わり、

2時間の飲み会が静かに始まりました。

 

 

p.m.9時

 

あっという間の2時間。

開始時の不安とは裏腹に楽しかった。

 

一番ウケた話は、「ドタキャン先輩」と出会ったばかりの頃の思い出話。

 

 

「ナンパのやり方教えてやるよ~!」

元気にはしゃぐ先輩(当時、博士課程最終学年)につれられて真夏の海へ

 

結局、、、

水着のお姉さんを前にビビりまくる大先輩を目のあたりにꉂꉂ(˃▿˂๑)

 

 

(すみません、話題に困ってイジりました…)

 

 

何はともあれ、代打の役割は無事に終了。

ぺぎんとん
ぺぎんとん

(明日も早いし、家に帰ろう…)

 

ボクは二次会の流れから抜け出してお店を後に。

 

 

が、、、!?

ここで、予想外のイベントが発生します。

 

 

 

???
???

ねえ!2人で二件目行かない?

 

二次会の流れを抜け出したもう一人の人影から声をかけられました。

 

一見、合コンでよくあるパターンかもしれませんが、、、

 

声をかけてきた相手というのは、

同姓(♂)でした。

 

予想外の展開

彼の名前は「フジタさん(仮名)」

 

当時25歳のボクより6つ年上の31歳。

トラのような強面顔なのに、どこか人懐っこい雰囲気の持ち主。

 

そして、今回の飲み会の幹事

フジタさん
フジタさん

代打助かったよ〜!

一杯おごらせて。

 

(合コンを抜け出して、男同士で二件目?)

(まあいいか。)

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

いいですね

  

というのも、、、

ボクも彼のことが少し気になっていました。

 

 

いや、恋愛対象とかじゃないですよ。

なんとな~く…不思議な違和感

 

 

大人しそうなメンバーの中で、一人コミュ力上級者。

それでも、異性の注目を独占するわけでもなく、絶妙にボール回し。

 

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

(これも異性の目を引くテクニックなのかな?)

 

 

なんて、ぼんやり考えていましたが、

ボクと同じように二次会の流れを抜け出してくると、謎が深まります

 

 

(何の目的で幹事やってるんだろう?)

 

 

幹事の目的

フジタさんと向かった2件目の居酒屋。

 

 

「みんなの喜ぶ顔が見たいんだよね〜」

 

みんなの前ではこう言い続けていた彼でしたが、二件目の居酒屋に入るとすぐに真の目的を教えてくれました。

 

 

それは…

合コンを利用したお小遣い稼ぎ

 

例えば、ある会員カードは支払い額の一割がポイント還元されます

男女6:6、一人5千円のコースなら、

「12人 ✖️ 5,000円 = 総額60,000円」

なので、「6,000円」のポイントがキャッシュバック!

 

クレジットカードで支払えばクレジットのポイントが別についたり、お店特有のクーポン(幹事無料クーポンなど)を併用すると、そこそこお金になるそう。

 

 

でも…

ぺぎんとん
ぺぎんとん

それって、、、ありですか…?

 

フジタさん
フジタさん

若い男女に出会いの場を提供してるでしょ?

  

まあ、、、確かに、

 

① 勘違いが起こらないように既婚者宣言

② 盛り上げてカップル成立のサポート

③ そして、面倒な幹事の仕事

 

 

お金稼ぎっていってもポイントをネコババしてるだけだし、街コンと比べれば良心的なサービスかも知れません。

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

(一般人に紛れて、こんな稼ぎ方してる人がいるんだ⁉︎)

 

マナー違反ギリギリだけど、

悪い人じゃなさそう

 

 

 

 

でも、一つ疑問が残ります。

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

なんで、そこまでしてお金を稼ぐ必要があるんですか?

 

 

彼は答えました。

 

フジタさん
フジタさん

稼いだお金で脱サラを目指してるんだ

 

 

 

え?ʕʘ‿ʘʔ

 

 

次の日曜日

次の日曜日。

フジタさんに誘われて再び東京へ。

 

向かった先は熱気を帯びたゲーム会場でした。

 

それは実際のお金をかけた違法カジノ!?

 

 

ではなく、

 

キャッシュフローゲーム

 

「お金を題材にしたゲーム」ですが実際のお金のやり取りは発生しません。

A4のコピー用紙と鉛筆を渡されて、電卓を叩きまくる”ただの”ボードゲームです。

 

「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキが考案した、ファイナンシャルIQを鍛えるゲームで、経済学部の授業で使われることもあるとかないとか。

 

ルールは「人生ゲーム」に似ています。

プレイヤーは各々職業が与えられた後、交互にボード上のコマを進めながらお金を稼いでいきます。

人生ゲームとの違いは、「株」、「不動産」、「ビジネス」を購入して不労所得(給与以外の継続的な収入源)を作り出せること。

 

実際の生活と同じように、突然の出費を上手く避けながら、

コツコツ不労所得を増やし、

それが職業ごとに設定された支出額を上回ればゴール!

 

最初に与えられた職業を辞めて、

成功者専用のコースで夢を叶えていきます。

 

 

初めてこのゲームに挑戦すると2タイプに分かれます。

1つ目は、いつまで経っても不労所得を増やせない「堅実タイプ」

2つ目は、ド派手に赤字を叩き出す「チャレンジャータイプ」

 

 

ボクのタイプはというと、

典型的な「チャレンジャータイプ」でした。

 

ルールもよくわからないまま不労所得を買いすぎて、借金まみれに…

(もちろんゲームの中での話)

 

 

 

そんなボクのことを

ひっそりと見つめる人影がいたことをボクはまだ知りません。

 

 

すっかり常連客

その後も、

たびたびフジタさんからキャッシュフローゲームに誘われたボクは、すっかり常連客の一人。

 

ゲームが終わった後は、ゲーム会場のみんなと一緒に飲み会へ行くことが日課になっていました。

 

会場近くの”ちょっとオシャレなバー”へ

 

再び予想外の展開

 

常連客の年齢層は30代。

少し年が離れていましたが、会社の同期よりも仲良くなりました。

みんな、賢くて、面白くて、優しくて、アクティブ

 

ゲームはもちろん面白かったけど、

「どうすればお金持ちになれるか?」

「どうすれば悠々自適な生活を送れるか?」

 

そんな夢のある話をすることが面白かった。

 

大学のサークルを思い出します。

 

 

 

そんなさなか、また一つ、

予想外のイベントが発生します。

 

 

???
???

君、めちゃくちゃチャレンジャーだね〜〜!ゲームみてたよ!

 

40代くらいの男性が話しかけてきました。

彼の名前は「オクダさん(仮名)」

 

オクダさん
オクダさん

キャッシュフローゲームはよくできてるよね〜。ボクもぺぎんとん君と同じくらいのときにどハマりしちゃったんだ。

 

でも、「実際は」もっともっと複雑で刺激的だよ。

それが最高に面白いんだけどね〜

 

 

話から察するに、彼はマジな投資家。

不労所得で悠々自適な生活を送っているそう。

 

そして彼の去り際、

バーの店長が寄ってきて┏○ ペコペコ

 

(ん?)

 

オクダさん
オクダさん

ボク、ここのオーナーもやってるんだ。

 

えっ!?Σ(゚Д゚)

 

オクダさん
オクダさん

今度ウチにおいでよ。

 

もっと面白い話してあげる。

 

 

ぺぎんとん
ぺぎんとん

(なんか…凄い人と知り合いになっちゃった?)

 

 

その二週間後

向かった先は東京のオフィス街

 

駅前にそびえたつ一流企業の煌びやかなオフィスビルを抜けると、

高級感溢れるタワーマンションに辿り着きました。

 

※当時のイメージです

 

  

ここは…とんでもないお金持ちが住んでいる場所に違いない。

 

そう確信させる威圧感がありました。

 

  

オクダさんの部屋

 

部屋の中で、オクダさんが待っていました。

 

話してくれたのは、

冴えないサラリーマンが成功者になる話

 

 

投資をしたくてもお金がなかった。

だからリスクを天秤にかけるしかなかった。

誰もがやろうとしないことにチャレンジした。

 

 

そして、数々の失敗を乗り越えて、、、

 

やっとここまでたどり着いた。

 

※当時のイメージです

 

オクダさん
オクダさん

まだまだ道半ばだけどね~。

 

 

オクダさんのサクセスストーリーを聞いていたボクの頭の中では、米国の大ヒット映画「マトリックス」の名場面が浮かび上がります。

 

マトリックスの正体は人に教わるものではない。自分で見るしかない。

やめるなら今だ。後ではもう遅い。

青い薬を飲めばここで終わる。ベットで目覚め後は好きに。

赤い薬を飲めば、この不思議の国の正体をのぞかせてやろう

出典:The Matrix

 

オクダさんがどんなことにチャレンジして、

どうやって成功を掴み取ったのか、

ボクは知りたかった。

 

 

(つづく)

 

 

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